花、月ときて、お次は雪組です!
トップは望海風斗(だいもん)。抜群の歌唱力と顔の好みが相まって、私の中で今一番熱いジェンヌさんです!歌を安心して聴けること、それがいかに幸せかを教えてくれます。ちゃんと感情をのせてくれるので世界観に浸れる。
だいもんはなんていうか不幸なのが似合うんですよね…しみじみとしたものというか。あてられる作品が次々悲しい結末で、ようやく別箱の20世紀号にのって、でコメディかと思いきや、また和物…いやこの続きは述べますまい。
雪組はトップコンビ二人を一緒に売り出しています。相乗効果が素晴らしいのです。
トップ娘役は真彩希帆(きぃちゃん)。今続々と娘役が代替わりしているのですが、いつの間にか一番古株になってしまった印象です…。しかも新しい娘役がほとんど可愛い路線にいっているので、綺麗系はもうきぃちゃんしかいないんじゃないでしょうか。彼女は可愛いのも綺麗のもどっちもいけるところが好きです。宝塚GRAPHや歌劇のポートが本当に素晴らしい!メイクや服装で印象ががらりと変わる。
蛇足ですが、公演ポスターで毎回印象が変わります…。ファントムの先行画像はむしろクリスティーヌが怪人みたいになってた…。
彼女ももちろん歌うま。特にファントムのビストロの場面なんて、あれを一日に二回もやる訳だから、喉が強いなぁと思ってしまいます。歴代クリスティーヌのビストロ特集を観ましたが、他の娘役は何とか音域に達している、というレベルで、きぃちゃんが突出して歌に演技や感情をのせることに成功していたという印象でした。
私はこのトップ二人が本当に大好きです!
二番手は彩風咲奈(さきちゃん)。抜群のスタイルをお持ちで、いつも「何頭身?」と数えてしまいます。FNS夏の歌祭りは素晴らしかったです。
母はさきちゃんの大ファンで、もっと前に出て!という主張。ファントムも壬生義士伝も抑えた役だったし、そろそろ個性強い役がきてもいいんじゃないかと思ってしまうのですが、だいもんが相当キャラ濃いんですよねー。さきちゃんも濃くしてしまうとキャラがぶつかってしまうので、しょうがないのかな?と分析。その辺は宙組と違う所ですよね(また宙組の時に詳しく)。
93期生で、次のトップは間違いなさそう。今はお相手探し中でしょうか、ハリウッド・ゴシップで潤花ちゃんとの相性を試してみる感じですね。
だいきほコンビがいつまでいてくれるか、というのが一番気になっています。ひかりふる路、凱旋門、念願のファントム、壬生義士伝ときて、来年明けて五作目『Once Time Upon in America』が予定されています。
先日先行画像が出ましたが、尊くて言葉を失いました。言葉を失ったので、特にここで述べることはありません(きっぱり)。池田修一郎先生脚本、だいもんがギャングというのはもう期待しかないです。是非観に行きたいのですが、チケットとれるでしょうか。ここは全力で頑張りたい。
凱旋門は理事降臨作品だったので、カウントしないとしても、だいもんもそろそろ長くなってきました。更に同期の花組トップみりおも退団するし、自分の引き際も考え始めていたり…するのかな…考えただけで落ち込む…。
一個人としては念願のファントムやったあとにまだ続けられるというのは凄いなと思います。よく燃え尽きずモチベーションが保てるものだ。
カレンダー占いに要注目ですね。この二人には添い遂げてほしい派です。お互い他の人と組んでいる姿が想像できないのです、本当に全く(逆に花組はみりおをやもめ退団させて、かれーくんとはなちゃん同時トップ就任でもよかったような気がします)。
ファントムのDVDを持っているので(人生初の宝塚DVDでもある)、序盤~ビストロまでみて、そのあとはパレードまで飛ばす、という方法で何回も繰り返して観ています。ファントムのあの終わり方が名作を名作せしめていると分かっていても、あの第二部は観るほうも気力と体力が必要です。しばらく放心状態になってしまうから、軽い気持ちでは観れず、絶対にまとまった時間が必要です。
結局最初に一回通しでみてから、リトライはしていないです。みなきゃ、と思ってるんですけどなかなか…。
パレードは、だいもんが何度も視線を飛ばしてくれるところが好きです。あのドヤ顔のカメラ目線。素晴らしい、癖になる。
きぃちゃんがデュエットダンスで奈落からあがってきて、ふわっと両腕をあげて目を開くところも好き。
20世紀号のDVD化を希望しているのですが、著作権の都合上難しそうですね…。
そしてムラで再演というのも、さすがにDVDにできないものを上演したりはしないと思うので…。
でも本当に観に行きたかったです。ポスターもあらすじも面白そうだったのに。
スカステを観てても、二人は本当に仲睦まじく、年々熟年夫婦感が出てきたように思えます。カフスボタンがお揃いだったエピソードとか可愛くて何回も観ました。だいもんに話を振られて「え、言っていいんですか?」ときぃちゃんが笑顔で楽しそうに語るのが本当に可愛いのです。
あとだいもんが尊敬する宝塚OG天海祐希さんについて語りだして、止まらなくなってしまって、スタッフに早送りされるところも可愛い。舞台降りたらだいもんは熱烈なヅカオタです。
雪組は五組ある組の中で、突出して一人っ子政策を実施する組です。一度選ばれた御曹司をずっと愛でて育てていく。階段降りも一人ずつ。番手はだいもん→さきちゃん→別格枠:彩凪翔→朝美絢(あーさ)。この後はひとこちゃんだったけど、花組に組換えなので、そのあとの番手は次回に要注目ですね。雪組ポーズが定着するかどうかも気になる。
来年の公演スケジュールをみていると、別箱で5月に文京シビックホールと神戸国際会館こくさいホールがあるんですよね。詳しくは知らないのですがファンの間ではコンサートホールとして名高いそうで、つまり歌うまコンビによるリサイタル公演じゃないかともっぱらの噂です。
もちろんそうだと嬉しいのですが、みりおの横浜アリーナを見ている限り、そういうスペシャルなイベントって退団前に行われるイメージもあって、そうなるとだいもんは2020年2作目、つまり計6作目で退団…になってしまう。任期を考えるとあり得ない話ではないのですが、気になるのはちょうど東京オリンピックのムラ公演とどんぴしゃで被っていること。
劇団はオリンピックをどう考えているのでしょうか?私は新たな集客チャンスだとみていました。全世界から東京オリンピックを観るために観光客が集まってくるはず。そして、せっかく日本に旅行するなら他の観光名所も…その中には劇やミュージカルが好きな人だって絶対いるはず!と考えてしまうのですが。
ただ日本の観光なら歌舞伎とか能を観に行くのでは?という疑問ももちろんよぎる。
日本の人口減少は明らかで、世界に向けて発信しないと観客数は減ってしまう。そのために数年に一度台湾に公演を行っている印象もありますし、ライブビューイングだって台湾・香港はある。
この6作目を退団公演にしてしまうと、チケットはファンの間で間違いなく完売し、新規客の取り込みは難しいです。だからここは踏みとどまっていただいて2021年1作目で退団…だと嬉しいけど。
問題はムラ公演なんですよね。東京じゃなくて関西、兵庫。東京は宙組だから多少は意識すると考えて(詳しくは宙組のときに)、関西がどれくらいオリンピックの影響を受けるのか未知数です。
関西は古都、京都があるし、大阪だって世界的に有名です。宝塚は大阪から遠くないといっても、観光客が行くにはやや勇気がいる場所でもあるし、チケットをとるのも難しいでしょう。
だいもんなら演目次第によって退団じゃなくてもチケットが完売になる可能性は十分にある(壬生義士伝はムラ公演は残念ながら完売ではありませんでした。個人的にはファンがファントムで大金を使ったうえで、そのあとの星組花組の退団公演の余波をくらったのではないかと分析しています)。
以上を踏まえると、別に6作目で退団…でも十分あり得る…。なんか自分で述べつつも空しくなりました。
カレンダー占いをみれば、答えが出ると思います。だいもんが8月より前なら残留だし、それ以降だと黄色信号かな。事実と向き合うのがちょっと怖い。
ここまで長々と書いておいて今更なんですが、実は雪組公演まだ生で観劇したことありません…ファントムは当然のようにとれなくて、LVもだめだったし、壬生義士伝はスケジュール的に厳しかった。
だからこそ、次は絶対観たい!
次の公演のチケット取り、頑張ります!
なんか予想外に長くなったので、星・宙はまた次回!
ここまで読んでくださってありがとうございます!