てんかん持ちOLの徒然日記

気の向くまま。

3why - Before -①

 皆さんこんにちは、夕影です。

 

 他のブログ記事を読んだことがある方はご存知かもしれませんが、昨年終わりに身の回りの環境が大きく変わりました。

 具体的には、

 

  1. 実家→一人暮らし
  2. 新しい土地
  3. 転職

 という感じです。

 

 なぜそうしようかと思ったのか。

 周りの人に報告すると必ず聞かれる上に、自分でもまとめたいと思ったので今回「3why」と題して残そうと思います。

 数年後、自分の価値観が変わっていると思うので、それはそれで楽しみです。

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1.実家→一人暮らし

 

 約四半世紀、家を出たことがありませんでした。学生時代1年ほど寮で共同生活を体験しただけ。てんかん発作で体調が安定しなかったのもあって、なかなか許可が出なかったのも原因の一つ。

 

 実家は好きです。生まれ育った家。ここが帰る場所なんだと思う。

 

 ただ①不安と②不満にずっと怯えていたのも事実でした。

 

①不安:将来への不安

 私は一人っ子です。両親に突然何かあったとき、一人で対応しなくちゃいけない。自分にそれができるんだろうか?今のままで生きていけるんだろうか?ずっと不安でした。

 恥ずかしいことに自分で公共料金の支払いをしたことがなかった。どうやって払うんだろうとずっと疑問でした。多分ほかにも色々あると思うし、実際今数か月経過してそれを実感しているところでもあります(詳しくはまた別の機会に)。実家にいれば余計な家賃を払う必要がないことは分かっていたけど、それでも家を出たいと思ってしまった。ある意味勉強代です。

 

 実家とは居心地がいいもので、自分に分からないことは最悪丸投げすればよかったりします。結果として、できないことはいつまでたってもできません。もちろん強い意志があれば変えられるとは思うけど、自分は気持ちが弱い人間でした。

 

 強い意志がないなら、自分をそうせざるを得ない環境に追い込むしかない

 

 私の場合は、問題が発生したときに自分しか解決する人間がいない、という環境を求めていました。誰かとシェアハウスするのも選択肢の1つだと思うけど、せめて1年は一人で暮らして自信をつけたかったのです。

 

②不満:不自由さ

 やはり誰かと共同生活をしている以上、何かしら縛りはあります。例えそれが家族であっても(親しき中にも礼儀ありという諺大好き)。

 家の食事の時間が家族の都合で変わったりとか、自分の気まぐれで家具を変えられなかったりします。微妙に不便。

 もちろんその反面何かあったら助けてもらえたりといいこともあるのですが、同世代の友達の一人暮らしが、当時の自分には眩しく映っていました。自分で家の生計を回していけることが「独立」であり「自立」だと考えていました。実家暮らしは親と暮らしているからでしょうか、いつまでも自分が子供のように感じるのです。子供の自分が嫌いだった、独立した大人になりたかった。

 

 だから家を出ました

 

 あと一人暮らしするなら、両親がまだ元気で何かあっても頼れる状態じゃないと困ります。

 更に考えると、もし親の介護が始まったら当然私が何かしら動かないといけないわけで。

 だったら、実家を離れるタイミングは早い方がいい、と思いました。

 

 自分には約5年間、発作が起きなかった時期がありました。正直治ったんだと思って、薬も飲んでいませんでした。そしてこのタイミングだ、と海外旅行も行きまくりました。学生というお金はないけど時間だけは有り余った状況で、我ながら正しい選択をしたな、と思います。さすがに個人旅行は避けましたが、今思い返せば微妙に危ない足を渡ったこともしばしばで、本当に無事戻ってこれてよかったです。

 その経験もあり、今やはり一人暮らしができる状況だからこそ、飛び込まなきゃ!と思いました。

 

 個人的には、短い期間でも一人暮らしをしたことがある人(現在進行形でも過去形でもどっちでもいいです)と、そうでない人は何か違いがあるように感じます。

 科学的な根拠などはないので完全に主観になりますが、なんか違うんです。どっしりした心の構え方?達観?落ち着き。精神の強さ。そんな感じ。分かる!と共感してくださる方がいれば嬉しいのですが…。

 当然したくても、色んな事情(体や金銭面など)がありますので、そうでない方を批判する気持ちは毛頭ありません。

 

 一人暮らししてみて、あぁやっぱり実家がいい、となるか誰かと暮らしたい、となるか。あるいは一人が最高!となるか。

 今後自分がどう思うのか、少し楽しみです。

 

  ~長くなったので、一旦区切ります~