親知らずを抜こうとなったときに、てんかん&抜歯について書かれたブログがなかったので、自分の記録もかねて残しておこうと思います。
※医療的見解に基づくものではなく、あくまで素人目線なので、一意見としてお読みください。
※前置きなので、面倒な方は2へどうぞ(笑)
そもそもの流れ。
親知らずについては、気が付いたら生えていたという感じで、いつ生えたのか自分で分かっていません。基本的に痛みはないのですが、自分が疲れているときにどうやら歯茎が薄くなって、親知らずが露出し、痛みが出るという症状が偶にありました(最寄りの歯医者さんがそう言ってた)。でもその度に、食事と睡眠をきっちりとったら治ったので、ずっと放置状態。
就職活動中に、ストレス溜まる→歯茎が薄くなり、親知らず露出。痛いので歯医者行く→親知らずがいつの間にか生えていたことを知る、という流れ(笑)
「抜いたらー?」とやんわり言われていたのですが、就活中でいまいち時間がとれないし、そこまで害もなかったので、その時はそこで終わりました。
二年ほど経って、社会人生活もようやく慣れて安定しだした頃。
ふと鏡で歯列をみて、思ったのです。「めっちゃ歪んでない??」
元々それほど歯列が綺麗ではありませんでした。前歯の方向がよろしくはないけど(やや出っ歯?)、誰かに指摘されたことはなかった。歯列矯正しろってずっと親に言われてたけど、痛いのが嫌でずっと拒否していました。
ただ今回気になったのは下の列。以前と比べて明らかに方向が傾いてる。その頃、親(私より歯並びが悪い)も歯列を矯正していたこと・生活が安定したことも手伝って、矯正することに心の天秤が傾きました。
長年の歯列矯正への拒否反応は、見た目からして明らかに痛そうというのと、その治療に対する多額の費用も理由の一つです。ただ小学生→大学生→社会人となると金額への感じ方もまぁ変わります。三桁の金額も…まぁ歯は一生ものだし、結局親の年齢になって治療するぐらいなら今治療しておいたほうが…というリアクション。
知り合いから歯列矯正専門のクリニックを紹介してもらったので、さっそく行ってみました。
様々な検査をして、結果言われたのは「さすがに親知らず抜いたほうがいいよ」のお言葉。まぁこれは覚悟のうちです。矯正を視野に入れるなら四本。上下左右すべて。この時ようやく知ったのですが、親知らずのせいで、手前の歯に歯ブラシが届かず、虫歯になりかけてるとのこと。本格的に矯正器具をつけるまえに抜いてきてといわれ、抜歯が上手い歯科クリニックを紹介されました。
そしていざ行ってみて、そこの歯医者に言われたのが、「え、てんかん?うちではちょっと…」の一言。私がどれだけ荒れたかは、Twitterみてた方はご存知かと(笑)。私の中で、てんかんと親知らず抜歯手術は全く関連するものではなかったので、衝撃を受けました。
歯医者さん曰く、選択肢は二つ。
① 保護者(私の場合は親)に手術時にいてもらい、発作が起こった時に備える。要は何かあった時に責任を負える人間が必要。
② 総合病院を紹介するから、そこで抜歯。総合病院なら設備が整っているから、保護者の付き添いも不要。
この日、自分はなかなか放心状態だったので、ちょっと考えさせて…と答えを保留し、ふらぁ~と家に帰る…予定でしたが、涙が止まらなかったので家の近くの公園で号泣しました(笑)。記憶が曖昧ですがポテチ一袋やけ食いした気がします( ^ω^)
しばらく経って、じゃあどうしよう?と冷静になって今後の方針を考えてみました。
①はできないこともないけど、正直やりたくない。親に迷惑はかけたくない。可能性としては②…。
そこでふと思ったのが、「そもそも抜歯の手術中に発作が起きる可能性は上がるのか?」ということ。善は急げでてんかんの主治医に電話してみました(関係ないですが、社会人になってから、よく分かんなかったらとりあえず聞く、というスキルが上昇した気がします)。
答えは「全くそんなことない」!!
「抜歯の手術だからって発作の可能性は上がらないんだけど、民間のお医者さん異常に怖がるんだよね~そんなことないんだけどね~。よかったら知り合いの歯医者紹介しようか?てんかんの人の親知らず何回も抜いた経験ある人なんだけど(ニュアンス)」
神!!!
この瞬間、主治医がまじで神に見えました(電話だけど)。いつも病院で態度悪くてごめんなさいって心から謝りました。
そこから話はとんとん拍子に進みました。主治医からの紹介状を持って、総合病院へ。最初はX線?レントゲンをとって、歯の様子をみて、治療の方針を決める。二度目で右側の親知らずを上下抜いて、三度目で左側を上下、四度目で抜糸することになりました。
~長くなったので、一旦区切ります。~